ムースのカナダ日記

Laurentians

秋のカナダ、紅葉の名所・・・・ロレンシャン高原。

昨日はお天気も良く、気温も思ったより上がり
お客さまも楽しまれたのではないかなと思います。

・・といっても、9月20日すぎ
例年ではまだまだ紅葉をしていないはずなのですが
道中では色づき始めている山もちらりほらり。





今年の夏の東海岸は暑かったですから
そんなことも影響しているのかもしれません。

これから3週間、日本からは沢山の観光客が
この紅葉を楽しみにやってこられます。

色づいた葉の見ごろは1週間から10日程。

ロレンシャンリゾート、そしてモントランブラン山は
まだまだ緑・・です。

Ottawa

昨日のオタワ。

オタワとそこから30km離れた小さな街ウエイクフィールドを結ぶ
観光蒸気機関車。





ガティノーリバー沿い、楓の林の中をゆっくり走ります。

紅葉にはまだちょっと早いですが
あと数週間後、お天気に恵まれたら
素晴らしい景色になるでしょう。


バイワードマーケットはこれからハロウィンの時期にあわせて
かばちゃだらけになります。





ビーバーテールというお菓子はここが本家本元。

数年前まで友人が住んでいたので
良く訪れたオタワ。
カナダの首都としての機能を果たすものの
トロントへ経済の中枢を渡しているので
実は静かでこじんまりとしてゆったりとした時間が流れている美しい街です。

entre amis.....

モントリオールに着いて２日間、
まだ忙しくないこのうちに・・・・とひさしぶりの友人たちとの再開を楽しんでいます。

モントリオールに随分と住みましたから
本当に気を許すことのできる友人に恵まれました。

忙しい中、会いに来てくれた友人たちも居ます。

昨夜は一人の友人とタイレストランでもりもりと食べ・・・

今夜は別の友人宅へ。
これは彼女の愛猫ちゃんです。



外食続きになる私のために野菜たっぷりのお鍋を。



そしてスタジオ仲間だったフランシスも来てくれて
一緒に食事を楽しみました。

フランシスは私と同じ頃に陶芸を始めましたが
仕事は丁寧だし、ろくろはすごくうまいです。
生活がありますから、仕事をしなくてはいけないわけで
なかなかスタジオに行かれないのがもどかしいと言っていました。
今夜、彼からプレゼントされた湯飲み茶わん。



写真で伝わるかわかりませんが
削りもきれいだし・・・・すてきな茶わんです。



私の友人たちのほとんどは
年齢も皆‘花’の40代前後・・・
そこそこに色々な経験を積んできているところですから
話をしていてもお互いに勉強になることもあり・・・
分かりあえるところもあり・・・

楽しい時間を過ごすことのできる仲間達に恵まれて
ありがたいな～と実感しています。

leaving for Montreal

毎年恒例の・・・
季節のお仕事。

トロントへ移り住んだ今年ですが、
モントリオールへ秋の紅葉ガイド仕事に行ってきます。



家の事、陶芸の事、そして出発前の準備に追われた一週間。

気持ちがあせったのか、削っている段階で壊してしまった鉢もいくつか。
あせりは・・・禁物。

こんなときにムースは足の爪を折って血だらけになってしまい
あわてて動物病院へ。



大事にならずに済んだと思った昨夜、
今度は私がビネガーの瓶を滑らせて落とし
右足の親指に直撃。

爪が真っ青に内出血して
痛い痛い・・・・で夜中も眠れず・・・

出かける前ってどうしてこんなにバタバタしてしまうのかな～。


とにかく・・・
今年は窯も買ってしまったし・・・・
出稼ぎに行ってきます♪
今年の紅葉はどんなかな～・・・・
今年は去年に比べてお客さまも戻ってきている様子です。

忙しくなりそうですが
あちらこちらの秋の様子など
アップしていけたらいいな・・と思っています。



痛い足をひきずって・・
大荷物もひきずって・・・・
今から空港へ・・飛行時間は一時間、あっという間にモントリオール到着になります。

trimming

今週になって
気温がド～ンと下がっています・・・・先週まであんなに夏日だったのに。
恐るべし・・・カナダです。

今日の最高気温は20度前後・・・・・・昨夜は11度。


お隣のおじさんの庭では、野菜やナシ、リンゴ、そしてブドウが収穫されて
ワインつくりが始まっています。



ほったらかしのこの家の庭でも
ブドウ・・そしてナシ♪
これは見た目よりずっと甘くて美味しいです。





スタジオでは地味～に作陶中。
そろそろ素焼き・・・のことを考え始めています。

それにしても・・・・こんなに削らないとだめなのか～。
出来るだけ削りが少なく済むように挽きたいけれど・・・まだまだってことかな～。




今週も
削り・・・とナシもぎ・・・・で忙しいです♪

the end of summer

先週の週末・・・
娘とダウンタウン♪



夏の終わりとはいえ
かなりの猛暑に見舞われた今年の夏。
この日は8月最後の週末ということで
街のあちらこちらでお祭り～。



あまりの人の多さにびっくり♪



この人は夜のローカルニュースにも映っていたな～。

セントローレンスマーケットのマスタード屋さんもものすごい人だかり。



年々・・・人混みが苦手になっていきます。
暑い中となると・・・もうへとへと・・・・・!!!

nurseing care

先日、ダウンタウンで
サンダース・宮松　敬子さんと娘と3人でお昼をいただきながら
楽しいおしゃべりをしてきました。

宮松さんはトロントの日系社会　（おそらくカナダの日系社会と言った方がいいのかも）　で
大変活躍されているノンフェクションライターでいらっしゃいます。

’カナダ生き生き老い暮らし’（集英社）という本は
娘さんである宮松さんを頼って
当時64才だったお母様がカナダに移民して、その後20年近くトロントで新しいお友達をたくさん作り
いかに前向きに新しい国での生活を楽しまれたかというお話です。

日本を離れて、違う国で暮らすということは
それほど楽なことではないと
暮らしている時間が長くなればなるほどそう感じることは多いのです。



宮松さんの新しい本は夏前に出版されました。
’日本人の国際結婚’というこの本は
実際にカナダに住んでいる日本人とカナダ人との結婚観などについて
たくさんの統計とご本人のリサーチによってかかれています。
私もアンケートに協力させていただきました。




彼のお母様はもうすぐ93才。
60年前にイタリアから大きな船にのって
よりよい生活を求めてカナダに移民されました。
色々なご苦労もたくさんあっただろうな・・・と。

そのお母様は先日老人ホームへ入居されました。
認知症が始まっていたとはいえ
頑固で完璧主義、なんでも自分でやらなければ気が済まない・・・
そして‘自分の家’で最後まで暮らすことを疑っていなかったはず。

入居したその晩は
’こんな年寄りだらけのところに、居る訳にはいかないから迎えにきて’
と、かんかんに怒って電話がかかってきました。

そして、朝方の4時までナースステーションを占拠し
部屋にもいかず
着替えもせず
バックを持って、いつでも帰れるように支度をして待っていたようです。


その後も、毎日怒りの電話がかかってきます。


2年待って、やっと順番がまわってきて入居することができました。
家に一人で置いておくことは危険になっていたので
もちろんお願いしますということになったのですが
93才になって、また新しい環境に馴染まなくてはいけない本人の不安やいらだち・・・・・
正しい選択をしたのだろうかという
家族の迷い・・・・・



お隣のおじいさんは70才を越えて
バリバリ元気！で、庭でたくさんの野菜をつくっていらして
時々おすそ分けをしてくださいます。
おいしそうでしょう・・・
こんな時は大きな器を作っていて良かったな～なんて・・・
いつまでもお元気で♪






日本でも介護保険、介護そのものについて
色々な動きがあるようですが
カナダだってもちろん同じように問題があります。

平均寿命が延びていけば
新しく問題も生まれてくる。

最後まで現役、元気で暮らせる方法はないのかしら・・と、
少し考えさせられるこの頃です。